【推しの子】第146話感想重曹ちゃんの存在感が大きい

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

今回は【推しの子】第146話「役柄」の感想になります。

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【推しの子】第146話「役柄」

今回のお話で印象に残ったことは二つありました。

一つは、やっぱりアイはアイだったんだなぁという感想。もう一つは、重曹ちゃんの彼女ムーブが極まってきてるなという感想でした。

アイらしい台詞

まずはアイのことから触れていきましょう。「15年の嘘」の「カット139　すれちがい」の撮影シーンについてです。姫川愛梨といろいろあって傷ついていたカミキがアイに対して「僕の事愛してるよね？」と訊いていましたが、それに対して「分かんない」と答えたところを見て、やっぱりアイはアイだったんだなと感じました。

アイは人の愛し方がわからないと言っていましたから、この「分からない」という回答もカミキを傷つける意図は全くなく、本当に正直な気持ちを答えただけなのでしょうね。

まあ、言われたカミキにとってはたまったものではなかったでしょうけれど。あの瞬間、カミキにとっては嘘でも「愛してる」と言われたかったでしょうからね…。

ただ、息をするように嘘を吐いていたアイが少し考えて正直な発言をしたのですから、ある意味でカミキとは正直な、特別なお付き合いをしていたのかもしれません。しかし、本当のことを言ってカミキが傷ついてしまうかもと考えていなさそうなところとか、もしくは思っていたとしてもそれを実際に言ってしまうところとかが実にアイらしいなと感じました。

とはいえ、これは映画のワンシーンですから実際のところはぶっちゃけわかりません。あくまで五反田監督やアクアたちの解釈によって描かれたシーンではありますが、アイなら本当に言いかねないなと思いました。

重曹ちゃんの彼女ムーブ

今回もう一つ印象に残ったこととしては、やはり重曹ちゃんの彼女ムーブですね。少し見ない間に彼女ムーブが極まっていておじさんびっくりしてしまいました。

カミキの役柄に引っ張られて心が弱っていたアクアの励まし方がまさに彼女のそれ。取り繕った優しい言葉ではなく、ちょっと口は悪いがいつもの重曹ちゃんの言葉で励ましている様子から、重曹ちゃんの思いやりが伝わってきます。

さらに言葉だけではなく、すかさず“おかしくなっちゃう位おいしいお菓子”でお腹も満たしてあげる新設設計。合法菓子の制作過程のコメディ感により、読者の心も癒してくれました。

そして、心もお腹も満たされたアクアからの素直な感謝の言葉と、それに対する重曹ちゃんの反応がまさにカップルのそれ。なんだこのやりとり可愛すぎだろ。

あのアクアを少しだけでも笑わせて、さらに「つい楽しくなる」とまで言わせるだなんて、重曹ちゃんの影響力は凄まじいですよ。今のアクアの心の内側に入り込める人間なんてそういないですからね。アクアの中で重曹ちゃんの存在がどんどん大きくなっていることがわかります。

ちょっと前まですぐにすれ違って拗れて破綻寸前の状態になっていたというのに、よくぞここまでの関係性になれたものです。やっぱり、顔を合わせるたびに気まずい雰囲気になるよりも今みたいな関係の方が楽しいですし、なにより安心して読めますからね。これだけのカップルムーブができるまでに関係が修復してくれて嬉しい限りです。どうか完結まで仲良く過ごしていただきたいですね。

それにしても、「すし〇こ×ピザポテ〇」なんていう組み合わせがあったとは…。“死ぬほどおかしくなっちゃう粉”とか、絶対に”ハッピー”で”ターン”な粉のことだと思っていましたから衝撃的でした。

このお話が掲載された直後は流行ったんだろうなぁ。しかも調べてみたらちゃっかり【推しの子】とすし〇こでコラボしているし。この「ピザノコ」は普段から作者様方がやっていることなのか、それとも今回のコラボPRのために開発したのか、その辺がちょいと気になりますね…。

しかしこの「ピザノコ」の味は気になるところ。私も今度すし〇ことピザポテ〇からなる合法菓子をキメてみたいと思います。

それではまた次回。