※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
今回は【推しの子】第154話「15年の嘘」の感想になります。
【推しの子】第154話「15年の嘘」
今回のお話で、アイの「15年の嘘」の真相が明らかになりましたね。アクアに託されたアイのDVDの内容や、神木とアイに何があったのかなど、様々な真相が一気に明らかになりました。
今回の注目ポイントといえば、やはりアイの抱いていた神木への”愛”ですかね。過去のアイの言動は一見神木を拒絶しただけのように見えますが、その裏には神木への愛が溢れていたんですね。
神木輝はまさしくアイにとって特別な人でした。愛を知らないアイが共に歩んでいきたいとまで願った最初の人物ですからね。しかし、アイは神木を救うために自ら離れることを選択をしました。当時16歳の女の子でこの選択ができるのは凄いですね。
別れ際の「私は君を愛せない」という台詞は非常に強烈ですが、この言葉こそ、アイが神木についた最大の”嘘”であり、最大の”愛”でした。
アイお馴染みの「嘘は愛」という台詞もここで再び登場しました。愛する人を救うために嘘を吐く。なんともアイらしい嘘の吐き方だなと感じました。
それにしても、別れ際に神木に吐いた嘘こそが「15年の噓」であると判明した時には鳥肌が立ちました。というか、見せ方がとても感動的で、思わず心が揺さぶられてしまいました。ここは是非アニメ映像でも見てみたいものです。
また、前々から気になっていたルビーの芝居についてもここで触れられていました。
ルビーはアイの「私は君を愛せない」という台詞を”嘘”として演じていたようです。なるほど確かに、この台詞は演じ方によって全く違う印象を視聴者に与えることでしょうね。この台詞からアイの願いを正しく汲んで”嘘”として演じられる役者となれば、やはりルビーが適任だったのでしょうね。
今回のお話は、様々な伏線が奇麗に回収された、心にグッとくるお話だったと思います。
さて、こうしてアイの本当の想いが神木へ伝えられたわけですが、これは神木に相当効いたでしょうね。これまで自分を愛してくれなかったと思っていた人が、実は一番自分を愛してくれていた事実。そして、そんな最愛の人を間接的とはいえ自ら殺めてしまったという事実は、神木にとってこの上なく辛い記憶となることでしょう。
神木に対する”復讐”としてもこれほど効果的なものはありません。負の連鎖を起こさず、かつ神木にこの上ない罰を与えたこの復讐は、一番良い形でまとまったのかなと思います。
アクアとルビーの復讐はこれで一つの区切りとなったわけですが、物語はまだ続きます。神木に対する復讐がこれで終わりなのか、それともまだ何かあるのかわかりませんが、復讐を終えたアクアとルビーがこれからどんな道を歩んでいくのか楽しみであります。
それではまた次回。
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