※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第101話「にゃあ」の感想です。
あやかしトライアングル第101話「にゃあ」
強敵・雲外鏡
さて、一週間ぶりのあやトラです。
前回は雲外鏡の卯音が穢れ、全盛期の力を得た卯音(ウネ)がすずを始末しようと襲いかかってきましたね。
雲外鏡の能力によって鏡の世界へと引き込まれてしまったすずとシロガネ。雲外鏡の攻撃(ビーム的なもの)からすずを守ろうとシロガネは身を挺してすずを庇いましたが、それによって横腹に風穴が空くほどの大けがを負ってしまいました。
いつもの雲外鏡に戻ってほしいと必死に雲外鏡に呼びかけるすず。しかし、すずの声が雲外鏡に届くことはなく、雲外鏡による猛攻からすずは手負いのシロガネを庇いながら逃げ回るしかありませんでした。
幼心のカナデの助言もあり、”折神”で蝶を作り雲外鏡の”穢れ”を吸い出そうとするも、”折神”を持たせたオモカゲもろとも雲外鏡の攻撃によって消滅してしまい、すずとシロガネは絶体絶命のピンチに。
そんな状況の中でもシロガネや雲外鏡を助けたいと強く想ったすずはシロガネとまさかの融合。すずの姿にシロガネのような猫耳と尻尾を生やした新しい姿へと変身したのでした。
“穢れ”について
今回のお話の中で、”穢れ”についてまた一つ気になるシーンがありましたね。
すずが雲外鏡を元に戻そうと呼びかけたシーン。あのシーンですずはラチカの事を話しましたが、雲外鏡はラチカの事を思い出せない様子でした。
ラチカの事を完全に忘れてしまったわけではなさそうですが、どうしても思い出せない雲外鏡。どうやら“穢れ”は憑りついた妖の記憶にも何かしらの影響を与えるようです(そういえばバクもすずを襲っている時の記憶は残っていませんでしたね)。
ただ、すずや祭里のことは覚えてるっぽいので、どこまでの記憶に作用するのかはちょっとわかりません。しかし、ラチカの事を大切に想っているはずの雲外鏡がラチカの事を忘れている様子を見るに、もしかすると、妖巫女排除の目的達成を阻害しかねない不必要な記憶は全て封印してしまうのかもしれませんね。
今回の雲外鏡の様子から、“穢れ”には憑りついた妖の記憶にすら作用し、妖巫女排除のために妖の思考も行動も支配する効果があることがわかりました。
これまでは”穢れ”も”異魂”のように自然発生した可能性を考えていましたが、ここまでして他の妖を妖巫女排除に特化させているところを見ると、やはり何者かの意図を感じてしまいますね。
これほどまでに妖巫女を排除させたがっているということは、やはり”穢れ”の主は妖巫女に恨みを抱く妖でしょうか。他の妖に強大な力を与え、思考も支配してしまうほどの強力な妖術を扱えるなんて、相手は一体どんな妖なのか気になるところです。
まだまだ”穢れ”は謎が多いので、これからのお話の中で様々な情報が明かされることを期待しています。
感想/まとめ
全盛期の雲外鏡強すぎィ!と感じたお話でした。
全盛期の雲外鏡、思ってたよりもずっと強いですね。特に、鏡から放たれるビームの破壊力が凄まじいですね。鉄だろうが人間の体だろうがヒットした箇所を一瞬にして蒸発させるのは怖すぎます。
しかも、ビームは同時に複数放つことができ、なおかつ反射で軌道も操れるというのは本当に恐ろしい。さらに、それだけの破壊力を持つビームを同時に何本も操れる妖力の大きさも底が知れません。シロガネのような大妖怪に匹敵するかどうかはわかりませんが、敵に回すと厄介な相手であることは確かですね。
そんな雲外鏡に窮地に追い込まれたすずでしたが、まさかシロガネと融合するという展開が来るとは思いませんでした。この”穢れ”と対峙する中ですずも何かしら成長するんだろうなとは思っていましたが、まさか他の妖と融合してくるとは驚きました。サブタイトルの「にゃあ」はすずの新たな力の暗示だったんですね。
このすずとシロガネとの融合、歴代妖巫女の記憶を持つカナデも「そんなことできるの?」と驚いていることから、歴代の妖巫女の中でも妖と融合したのはすずが初めてだったんでしょうね。妖巫女1000年の歴史の中で新たな伝説を作ったすずスゲー!
さて、”元”とはいえ、妖の王として君臨していた大妖怪シロガネとの融合を果たしたすず。その身体能力や妖力は一体どれほどのものなのか気になるところです。活躍が見られる次のお話が楽しみですね。
それではまた次回!
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