※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第140話「妖巫女の”剣”」の感想です。
あやかしトライアングル第140話「妖巫女の”剣”」
妖巫女と五行仙の戦い
前回、すずはついに妖巫女として完成し、五行仙は腕を増やしてさらに力を増したわけですが、今回はそんな妖巫女(すず)と五行仙の戦いが繰り広げられました。
すずは”命光輪”を発動して妖巫女としての力を存分に振るえるようになりましたが、対する五行仙は腕を5人分(計10本)にしたことで“同じ術を5つ同時に発動できる”というチート能力を手に入れました。
超強力な術を5つ同時に発動できるって…1人分でも十分強力なのにこれはチート級ですね。妖巫女も強いですが楽勝とはいかなそうです。
術の威力も手数も増やして攻めてくる五行仙。対して、すずは過去の経験を元に”オモカゲダイダラボッチ”の腕をたくさん生み出して五行仙の術を相殺しました。
まさか手数を増やすために過去のあの術が使われるとは…。あの時、授業中でも祭里にセクハラするために生み出された“腕だけオモカゲ”の術がここで役に立つとは思いませんでした。どこでどんな経験が役に立つのか本当にわからないものですね。
熾烈な攻防戦を繰り広げるすずと五行仙。しかし、妖巫女の力は本来戦うためのものではないため、火力では戦うために生み出された五行仙の術の方に軍配が上がります。
徐々に追い込まれていくすず。いよいよここまでかと思ったその時、妖巫女の”剣”が現れたのでした。
妖巫女の”剣”、参上!!
五行仙によって窮地に追い込まれたすず。そんなすずを助けたのは、我らが「風巻祭里」でした。
やはりヒーローは遅れてやって来る。ずっとあんたを待ってたんや!!
五行仙曰く、かつて戦った邪馬台の女王には”剣”となる者がいたとのこと。当時の妖巫女は一人で陰陽連と戦っていたわけではなかったんですね。
今回、すずは一人で五行仙と戦っていたので追い詰められてしまいましたが、今世の”剣”たる祭里が駆け付けてくれました。妖巫女と”剣”が揃い1800年前と同じ状況が作られとなれば、これはもはや勝ちフラグ。すずと祭里の連携に興味深々です!
それに、祭里も何の準備もなしに駆け付けたわけではありません。宗牙先輩によって届けられた”とっておきのアイテム”を受け取り、以前よりもパワーアップしてこの場に駆け付けました。
祭里はこの短時間で五行仙の強力な術を難なく散らせるほどに強くなっていました。一体祭里は何を受け取ったのでしょうか。
その場の全員が驚いたアイテムとは、なんと気合の「ふんどし」!!!ここで女祭里にふんどしが解禁されました!
これまで女性用の下着で精神修行をしていた祭里ですが、ついにふんどしが解禁されました。これは気合の入り方が違います。さらに、女性用の下着を穿き続けていたことによって精神力が上がっている筈なので、久しぶりにふんどしを穿いた祭里がどれだけの爆発力を発揮するのか計り知れません。
完成した妖巫女のすずとふんどしを穿いた祭里。この最強の二人が五行仙とどんな戦いを繰り広げるのか非常に楽しみです。
感想/まとめ
祭里のふんどしが解禁されたお話でした。
すずと五行仙の戦闘シーン、かっこよかったですね!!
求めていたのはコレと言わんばかりの迫力のある戦闘描写。やはり矢吹先生の描く戦闘はかっこよくて大好きです。
それと、妖巫女と五行仙の妖力の性質の違いも良い設定だと思いました。
前にカゲメイがすずの身体を乗っ取った際に圧倒的な力を見せてから、正直妖巫女が完成すれば向かうところ敵なしなんじゃないかと思っていたんですがそうはなりませんでしたね。
妖巫女の力の源は“生命力”なので、戦うよりも生命を育んだりケガや病気を癒したりすることの方が得意なのでしょう。RPGで言えば味方を守ったり体力を回復させたりするヒーラーやバッファーのような立ち位置ですかね。
対して五行仙は“攻撃すること”を目的にして術を使っているので、火力の高い非常に攻撃的な術を扱うことができるんですね。RPGで言えば純粋なアタッカーでしょうか(いや、魔王かな?)。
妖巫女も五行仙も同じように強大な力を扱えますが、性質の違いで力の差を生み出すのは上手な見せ方だなと思いました。
まあ、力の差があったことですずは追い込まれてしまったわけですが…。でも、メタ的なことを言うとすずが最強だったら祭里の活躍する暇がありませんからね。すずと祭里をセットで活躍させることを考えても、力の性質の違いは良い設定だなと思いました。
そして、祭里が駆け付けるタイミングもよかったですね。ヒロインの窮地に駆け付ける主人公。来るとわかっていても気分が高揚してしまう王道展開。こういうのがいいんですよ、こういうのが。
しかもただかっこよく登場しただけではなく、五行仙の超火力攻撃を弾き飛ばすほどの成長ぶり。一度は倒された術(の強化版)を跳ね除ける姿は超かっこよかったですね。
ただ、最後のシーンはちょっと…(笑)。ふんどしで気合が入ったのはいいんですが、なんであそこまでキリッとした表情でふんどしと尻を見せつけられるんだ…。しかも尻に向かって集中線が描かれててめちゃくちゃ強調されてるし。最後のページを捲るまではめちゃくちゃかっこよかったというのに、なんともシュールな光景に笑ってしまいました(笑)。
でも、このタイミングでふんどし解禁。これは祭里も気合が入ってそうですし、どれだけの力を発揮できるのか楽しみですね。
妖巫女のすずと”剣”の祭里が五行仙とどのような戦いを繰り広げるのか、そして祭里はすずを守り切ることができるのか、次のお話が楽しみですね。
それではまた次回!
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