※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第74話「未確認探偵ルーシー(前編)」の感想です。
あやかしトライアングル第74話「未確認探偵ルーシー(前編)」
新年最初はルーシー回
皆様、あけましておめでとうございます。年が明け、今年最初のジャンプが更新されました。
昨年末はアニメ化も発表され、さらなる盛り上がりが期待できるあやかしトライアングル。そんなあやトラの新年最初のお話はルーシー回でした。
ここ最近ロクな出番も台詞もなかったルーシーですから、久々にスポットライトが当たって嬉しいですね。ルーは花鳥風月のメンバーの中で唯一妖が視えないですから、今回のお話をキッカケにまた祭里たちとの絡みが増えてほしいです。
さて、久々に焦点の当たったルーシーは、相変わらず「ゆんゆん」言って宇宙とコンタクトを取ろうと試みていました。
シロマツ(男の祭里に化けたシロガネ)との再会を願いつつも前回の遭遇以降会うことが叶わないルーシー。何か刺激が欲しいなぁと思っていたところにキスから始まった祭里の噂が流れてきました。
一時期校内が大騒ぎになった時はあまり干渉しなかったものの、元々「祭里は魔性の女」との噂に違和感を覚えていたルーシー。一度気になりだすと解明するまで気が済まない。これが何者かによる印象操作なのか、はたまた闇の組織がついに動き出したのか、その真相を解明するべくルーは未確認探偵となって捜査を開始したのでした。
…ルーシー、暇なんかなぁ。
ルーシーが”視えない”理由
祭里の張り込みを開始するも、すぐに見つかって祭里の部屋に通されたルーシー。ラチカはそんなルーに興味を持ち、挨拶をしたいと言い出しました。
挨拶するのはいいのですが、ルーは基本的に妖を信じていません。そこでラチカはまず人間体でルーに近づき、自分がどういう存在かを丁寧に解説したうえでルーの目の前で妖体(本来の姿)を明かしました。
事前に自分が妖であると説明したうえに目の前で正体を見せたラチカちゃん。ここまでされれば妖の存在を信じそうなものですが、それでもルーにはラチカの姿が視えませんでした。
というのも、ルーシーの持論として妖と呼ばれているものは何か別の生命体を見間違えたものであり、妖などというものはそもそも存在しないという強い思い込みがあったのです。ルーは強い思い込みによる認知の歪みから、本来の姿のラチカを知覚することができなかったのです。
そしてラチカを知覚できないルーは目の前のラチカの身体に触れても「ちゃんと触れてる事」も認識できていないため、自分でも気づかないうちにラチカの身体を撫でまわし、ラチカを半裸にして困らせていたのでした。
視えないのに的確に脱がせて身体を撫でまわす。一体どんなテクニックなんや…。
ルーシー、ついに真相へ近づく
ラチカが来るまでの間に祭里の中学校の卒業アルバムを見つけていたルーシー。ルーの無意識なセクハラに耐え兼ねてラチカが部屋から退散した後、ルーは改めて卒業アルバムに目を通します。
そこで、ルーは男の姿の祭里を発見。名前も確認し、祭里=シロマツということに気づいてしまいました。
やや遠回りにはなったけど、祭里の本当の姿に気づき始めたルーシー。果たして、このまま変な思い込みに囚われずすんなり祭里は男だと認めてくれるのか。卒業アルバムを見たルーがどういう考えに至るのか気になりますね。
感想/まとめ
ルーシーが祭里の本当の正体に近づいたお話でした。
ルーはオカルト大好きで一番妖を信じそうなのになんで視えないんだろうと思っていましたが、その理由も明らかになりましたね。まさかUMAや地球外生命体は信じていても、妖は信じていなかったとは。そりゃあ妖が知覚できないわけですよね。
前に祭里がヤヨルーに状況を説明した時にルーだけ信じなかったことや、ラチカが説明したうえで変身しても知覚できなかったところを見るに、ルーに妖の存在を信じさせるのは至難の業のように思えます。
とはいえ、妖の存在を知覚できないと今後のお話の中核に入っていくことができずルーだけ蚊帳の外に置かれてしまう可能性があるため、今後の絡みのためにここら辺でルーにも妖を知覚できる(妖を信じる)ようになってほしいですね。
それに、ルーが妖の存在を信じるようになったら必然的にシロマツ=祭里ということにも気が付くわけですから、ルーのシロマツ様への恋心がどのような形に変わっていくのか気になりますしね。ルーが祭里を巡るヒロインレースに参加することもありえそうです。
さて、ルーが祭里の正体に近づき、このまま気づくのか気づかないのか気になるところですが、今週が合併号ということで来週はおそらく休刊です(来週は3連休ですからね)。
あやトラの新展開、そしてアニメ化の情報に期待しつつ、今年もあやかしトライアングルを楽しんでいきましょう!
番外編「こたつ」感想 ※1/5追記
矢吹先生のツイートを拝見するまで番外編の存在を見落としていたので追記しました(やっちまった)。
さて、冬の特別番外編ということで2ページの短編。内容は祭里とすず(あとシロガネ)が仲睦まじく”こたつ”でくつろぐというものでした。すぐそばにラチカもいるのですが、雪の妖精がこたつに入ると溶けてしまうので入らないとのこと。なかなか設定に忠実ですね。
のんびり”こたつ”でくつろぐ祭里とすず。しかし、ただただのんびり過ごすなんてことは許されるわけもなく、突然可愛らしい悲鳴を上げ始めた祭里。すずは涼しい顔をしていますが、祭里は何か我慢している様子です。
実は、こたつの下ではすずによる祭里の足くすぐり攻撃が始まっていたのです。
自分の足で相手の足をくすぐるなんて、すず、なんて器用なやつ!しかもこの女、すぐそばにラチカが居ることをわかってやっています。ラチカに異変を悟られながらも必死にくすぐりをこらえる祭里を眺めて楽しむすず。見えないところで密かに相手を攻めるだなんて、いい趣味してるじゃあないか(いいぞもっとやれ)!
脳内ピンク娘は隙あらばどこでもイチャつこうとするからたまったもんじゃないですね(称賛)。
まあ、最後はシロガネにバレて止められてしまいましたが、なかなかに読み応えがあり楽しませていただきました。
番外編は1、2ページの短編ですが、毎回くすっと笑わせてくれて、手軽に楽しめるところがいいですよね。次の番外編がいつ掲載されるかはわかりませんが、また番外編が掲載されるのを楽しみにしています。
それではまた次回!
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これまでのお話はこちらから
コメント
初コメです。
毎週楽しみに読ませてもらってます!
ルーはあやかしを見えない、信じないって特徴のキャラクターで面白いですよね!
ヤヨが見えるようになるのも意外でした。
今後のストーリーどうなるか楽しみです!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます!
妖を信じそうなルーが妖を信じず、妖を信じていなさそうなヤヨが妖を知覚できるというのは面白い対比ですよね。このヤヨルーの妖に対する関係性がストーリーにどのような影響を与えるのか、私もとても楽しみです。