あやかしトライアングル 第83話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

あやかしトライアングル第83話「ラチカのプレゼント」の感想です。

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あやかしトライアングル第83話「ラチカのプレゼント

悩むパイセン、ラチカと出会う

冒頭、出前の蕎麦を配達中に祭里のことを考え、心を乱して蕎麦をこぼしてしまった宗牙パイセン。お仕事中も祭里の事を考えてしまうだなんて、こりゃあとんでもなく祭里のことを意識していますね。

宗牙パイセンの家は代々祓忍の家系ですが、それと同時に表の仕事として“ニノそば”というお蕎麦屋さんも営んでいるようです。

父親が丹精込めて打った蕎麦をこぼしてしまい怒られるパイセン。その後やや落ち込みながら町を歩いていると、暑さで解けかけているラチカと出会いました。

出会い頭にラチカの口にアイスを突っ込むパイセン。同時に、ラチカに暑さ対策の方法も教えてあげました。最初は暑さにやられているラチカを見ても放っておこうとしていたのに、なんだかんだ面倒見の良い性格が出てしまっていますね。

パイセンから貰ったアイスとアドバイスのおかげで夏の暑さから開放されたラチカ。「いいヤツねあんた!」とすぐにパイセンに懐いている様子が微笑ましい。

これが宗牙パイセンとラチカのファーストコンタクト(たぶん)。面倒見の良いお兄ちゃんと無邪気な妹みたいな感じで、なかなか良好な関係を築けそうです。ちなみに、ラチカは二ノ曲宗牙パイセンのことを「クルクル」と愛称で呼ぶそうなので、以降は筆者も「クルクル」呼びでいきたいと思います。

“雪娘の贈り物”

クルクルと出会った後の雑談で、クルクルが祭里との関係について悩んでいると知ったラチカ。

クルクルに暑さから助けてもらったラチカは、そのお礼に今一番欲しいものが出てくるという“雪娘の贈り物(バダーラク)”をクルクルにプレゼントしました。これはラチカが一日一回しか出すことのできない”とっておき”だそうです。

クルクルがラチカから貰った”今一番欲しいもの”、それは、“風巻(祭里)に動じない心”でした。

祭里に動じない心を手に入れたクルクルは、鍛錬のために早速祭里をプールへ誘いました。

気になる女子を二人きりでプールに誘うという大胆な行動を取っても、プールで祭里の競泳水着姿を見ても全く動じないクルクル。祭里のことを思い出しただけで蕎麦をこぼしていた時とは大違いです。

これぞクルクルの望んでいた祭里との関係。見た目に惑わされることなく、共に切磋琢磨し、高め合うライバル関係。クルクルはついに自分の望みを叶えることができたのです。

しかし、クルクルの従者であるポ之助は、喜ぶ主にさらなる試練を与えるのでした…。

動じない心()

祭里に動じない心を手に入れ、理想のライバル関係になれて喜ぶクルクル。しかし、従者のポ之助はまだ警戒を解いてはいませんでした。

まだ安心するには早い、そう思ったポ之助は、祭里の隙を突いて近づくと背中から水着を一気に脱がし、クルクルの目の前で祭里の上半身を露わにしてしまいました。このエロ鳩がよぉ…(いいぞもっとやれ)。

いつもの展開であれば、クルクルは祭里のポロリに耐えられず顔を真っ赤にして倒れてしまうところ。しかし、祭里に動じない心を持ったクルクルはポロリ程度では動揺せず、上半身裸の祭里を直視しても平常心を保っていました。

童〇のくせに澄まし顔しているところがなんかムカつきますが、思春期男子が好きな人のポロリを見ても全く動じないだなんて、ラチカのプレゼントの効果は絶大ですね。

祭里のポロリを見ても動じないクルクルを見て、ついに弱点を克服したと大喜びするポ之助。しかし、それは束の間の喜びでした。

ラチカの”雪娘の贈り物”はあくまで祖父であるジェドマロ―スの真似事。効果は絶大なれど、時間が経つと雪が解けるようにプレゼントの効果も消えてしまうのです。

そして、その瞬間はすぐにやってきました。

祭里のポロリを直視した直後にプレゼントの効果が切れてしまったクルクル。動じない心が消えても記憶がなくなるわけではないので、効果が切れた時点でクルクルはもうぶっ倒れる寸前だったことでしょう。

しかし、倒れる寸前のクルクルに祭里の追い打ちが入ってしまいました。自分の裸を見ても全く動じないクルクルに対し悔しさを感じていた祭里は、あろうことか上半身裸のままクルクルの腕に抱き着くという大胆でハレンチな行動に出てしまいました。

プレゼントの効果が切れてしまったところに祭里の追い打ち。当然のことながら耐えきれるはずもなく、クルクルは顔から煙を出して倒れこんでしまいました。

主の情けない姿を見て涙を流すポ之助(だいたいお前のせい)。一方その頃、すずの部屋で寝ていたシロガネはハレンチの気配を察知し、プールの方向に向かって「ハレンチであーる!!」と叫んでいたのでした。

感想/まとめ

クルクルとラチカが出会い、クルクルが(一時的に)祭里に動じない心を手に入れたお話でした。

クルクルとラチカの関係、面倒見の良いお兄ちゃんと無邪気な妹って感じでいいですね。クルクルは見た目で怖がられることも多いですが、なんだかんだ言って面倒見の良い性格が滲み出ているところが良いですよね。ラチカがすぐに懐いたのもクルクルからそうした人の良さを感じ取ったからでしょう。もうちょっと目つきが柔らかければ絶対モテてるよこの人…。

そして、助けてくれたお礼にとラチカから”風巻に動じない心”を貰ったクルクル。いつものドギマギしているクルクルに慣れてしまったせいか、今回の自信たっぷりのクルクルは久しぶりで、とてもカッコ良く見えました。

まあ、プレゼントの効果も一時的なもので、すぐに効果が切れて結局ぶっ倒れてしまったわけですが(笑)。普段の日常パートでは無理だとしても、戦闘シーンなどでまたカッコいいクルクルに登場していただきたいですね。

それにしても、祭里がポロリした時の無反応なクルクルに対する祭里の感情、それはそれでくやしいって、それってつまり、クルクルに女として見てもらいたかった…ってコト!?

恋愛作品などでよく描かれる女性の心境。秋の空にも形容される女心は、男性には理解が難しいとよく言われます。そんな複雑な女心をあの瞬間の祭里は抱いていたように感じました。精神は男のままであるはずの祭里が。

クルクルが自分の裸で動揺しないのはくやしいと!そうですかそうですか!

しかも祭里さん、裸を見せるだけじゃ動揺しないからって裸のままクルクルに抱き着くなんて、もう完全に自分の武器を理解しちゃってるじゃあないですか~!

これは、また一歩祭里は女の子へと近づいてしまったのではないでしょうか。いやぁ、いい流れですねぇ(ゲス顔)!これからも祭里の成長から目が離せません!!

さて、今回もまたサブキャラたちとの関係性が深まりました。想像していたほどサブキャラを深堀りしたわけではありませんでしたが、クルクルとラチカが仲良くなったので大満足です。

次回予告は特にありませんでしたが、次回はいったいどんなお話になるのでしょうか。次のお話も楽しみですね。

それではまた次回!

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