※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第84話「ニノ曲・性醒流転!?」の感想です。
あやかしトライアングル第84話「ニノ曲・性醒流転!?」
驚きのサブタイトル
さて、今回のお話は随分とビックリしてしまいました。「ニノ曲・性醒流転!?」というサブタイトル、これには動揺を隠しきれません(歓喜)。
そして、修行中の祭里たちの前に宗牙パイセンの着装具を身に纏ったパイセン似の女の子が登場。本誌では女の子とサブタイトルの登場が同時だったので、事前情報が何もなく、ついにクルクルも女になったのかと本当にビックリしてしまいました。
しかもめっちゃ可愛い。小柄でギザ歯のショートヘアとか需要しかない。控えめに言って最高とはこのことです。そう、需要はここにあります!
これは、あやトラを読む楽しみがまた増えてしまいました!
祭里の体験談
さて、突如として現れた女体化したパイセン。どうやら何らかの妖の攻撃を受けてこうなってしまったとのことで、男から女に変わった時にどんな感じだったのか、祭里にその時の話を聞かせてほしいとお願いしてきました。
そこから自分が女になった時の体験談を話し始めた祭里。下の大事なものがなくなったとか、トイレのくだりとか、妙に生々しくてなんというか…すごい体験談ですね。これは実際に性転換を経験した人でないと絶対にわからない感覚だと思います。
そのまま話の流れで、これは(クルクルも)自分の身体で女子への耐性をつけるチャンスだと言う祭里。どうやら祭里は自分の身体で女子への耐性を身に着けたようです。
まあ、今まで修行しかしてこなかった年頃の男の子が最初から女の子慣れしているなんてことはないでしょうから、祭里が自分の身体で女子への耐性をつけたというのはわからなくもないですね。
ではどうやって女子への耐性をつけたのかというと、自分の身体を見たり触ったり、じっくり時間をかけて研究したそうです。一体どんな研究をしていたのか是非とも具体的に語って聞かせてほしいですねぇ!
そんな祭里の話を聞いたパイセン似の少女。しかし、その反応はなんだか宗牙パイセンっぽくありません。祭里が「こいつは先輩じゃない」と勘づいた瞬間、向こうの方から猛スピードでクルクルがこちらへと迫って来ました。
突然のクルクルの登場に驚く祭里たち。クルクルは祭里たちに構うことはなく、そのまま逃げ回るクルクル似の少女を追いかけ始めました。
クルクル並みの身のこなしで逃げ回る少女でしたが、それを上回るスピードでクルクルが少女に追いつき自分の着装具を奪還。着装が解除され、クルクル似の少女はその正体を露わにしたのでした。
大胆な提案
クルクルの着装具を身に着けて現れたクルクル似の少女。その正体は、宗牙パイセンの妹であり祓忍見習いの「ニノ曲刃夜(にのくるはや)」でした。
刃夜は不意打ちでクルクルを襲って着装具を奪い、女になったクルクルを演じていたのです。ちなみにポ之助が「主様が女になった」と嘘をついていたのは刃夜に「羽をむしる」と脅されていたからだそうです(怖い)。
刃夜は祭里やすずよりも二つ下のじゃじゃ馬娘。じゃじゃ馬と言われるだけあって活発な印象を受けますが、誰よりも兄である宗牙パイセンを尊敬している兄想いの女の子です。
そんな刃夜がわざわざクルクルに化けて祭里に接近した理由、それは他でもない兄のためでした。刃夜はクルクルの唯一の弱点である”家族以外の女子への耐性のなさ”の克服のため、あらゆる情報を集めていました。クルクルに化けて祭里たちに接近したのもそうした情報を集めるためだったのです。
そして、祭里から情報を仕入れた刃夜は一つの結論に至り、クルクルにある提案をしました。その提案とは、女子への耐性をつけるために祭里に彼女になってもらおうという大胆なものでした。
刃夜の提案を聞き何を言っているのかわからないという顔をする祭里、驚きのあまり凄い顔をする宗牙パイセン、そして死んだ目で無表情になるすず。これは、とても面白い展開になってきましたよ!
感想/まとめ
宗牙パイセンの妹、「ニノ曲刃夜」ちゃんが初登場したお話でした。
最初はクルクルも女になったと聞き「お前もなるんかーーい!!」と本当に驚いたのですが、その正体は妹さんでした。兄妹というだけあってクルクルと似ているところがあり、とても可愛い女の子です。
祭里たちより二つ下ということは、中学1、2年生(13か14歳)くらいでしょうか。小柄でギザ歯でショートヘア、そして活発で兄想いという需要しかない女の子の登場に筆者大喜びです。ToLOVEるの美柑に次ぐ大人気の妹キャラになりそうな予感がしています。
そんな刃夜は兄のクルクルの女性慣れのために祭里に彼女になってもらうことを提案してきました。目の前にすずも居るというのに、なんとも大胆な提案をしてきたものです。
刃夜のこの提案は祭里が女子への耐性を身に着けた時の話を聞いたことによるものでしょう。元々女子に耐性のなかった祭里が女子への耐性を身に着けた方法というのは、刃夜にとってまさに求めていた情報ですからね。
ということは、祭里が実際そうしたように、宗牙パイセンに祭里の身体を見たり触ったりじっくり研究させようというのが刃夜の狙いなのでしょうか…?もしそうなら、それは是非とも実践してみてほしいですねぇ(ゲス顔)!!
初登場の割になかなかパンチの効いた提案をしてくれる妹さんです。クルクルと祭里がいちゃいちゃしているところを筆者も見て見たくはあります。
しかし、忘れてはいけません。この場にはすずも居るということを…。
刃夜の提案を聞いたすずさん。眼からハイライトが消えて明らかにヤバイ顔をしています。そりゃあ目の前で大好きな祭里が持っていかれそうな話をされてはそんな顔にもなりますよね…。
さて、次回のあやトラは「すず、キレた!!」になりそうです。果たして刃夜は生きて帰ることができるのか!デュエルスタンバイ!!
さて、次回は一体誰を怒らせてしまうのでしょうか!?デュエルスタンバイ!!(3/28追記)
余談
今回オチでカゲメイが一コマだけ登場しましたが、そういえばカゲメイって夏休み中は何もして来ないんですかね?
カゲメイの目的は祭里とすずの絆を壊すことですから、夏休みだろうがなんだろうがちょっかいを出してきてもおかしくはないと思いますが…。退屈そうにしているのは少しだけ意外でした。
まあ、今はストーリーを進めるよりも祭里を巡るラブコメを描きたい時期なんだろうなと思っているので別に疑問も不満も感じませんが、ラスボス的な立ち位置のカゲメイにはもっと絡んできてほしいなと感じました。
とはいえ、お話は面白いので本当に不満とかはないんですけどね。なんならカゲメイとヤヨが勉強している回を挟んでヤヨの登場回数を増やしてくれてもええんやで!?
それではまた次回!
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