※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第132話「ニノ」が更新されました!
一週間ぶりの【推しの子】ですね。メンゴ先生曰く、今回のお話は高熱を出しながら描いた回ということで、いつもよりありがたみも倍増です。ホントお体だけはお大事に…。
さて、前回はアイの実母が登場したわけですが、今回はなんと大人になった昔の「B小町」のメンバーが登場しました。サブタイにも「ニノ」の名前がありますね。
昔の「B小町」のメンバーってどんな人たちなんだろうと思って読んでみたら…まあなかなかのインパクトを残してくれましたね…。なんだか一筋縄ではいかなそうな空気を感じます。
それでは感想を書いていきましょう!
【推しの子】第132話「ニノ」
元「B小町」の「ニノ」、「たかみー」が登場!
今回のお話では、かつて「B小町」の初期メンバーとして活動していた「ニノ」と「たかみー」が登場しました。
「15年の噓」の中で「ニノ」は重曹ちゃんが、「たかみー」はあかねちゃんが演じていますから、映画の関係者ということで撮影現場への出入りが許可された感じでしょうか。
大人になった「たかみー」は、相変わらず周りにアレコレ口出しするタイプに見えますが、お喋りが好きでお節介好きな気の良いおばちゃんという印象を受けました。ド偏見ですが大阪に居そうな気がします。お子さんも生まれていることから、「B小町」を辞めた後も良い人生を歩んできたのでしょう。
一方、「ニノ」はというと…うーん、明らかに曇っている…。おそらく「B小町」の現役時代からいろいろ抱えていたんだと思いますが、それが解消されないまま大人になったような印象を受けました…。
あと、映画の撮影を通して描かれた「ニノ」の過去回想が辛い…。どれだけ笑顔で頑張っても、ファンも友人も全てをアイに奪われるような描写がなんとも…。笑顔の裏の心労がヤバすぎる。アイドルやタレントは結構こういう人多いのだろうか…?
そんな「ニノ」の危うさは重曹ちゃんとの会話の中で顕著に表れました。「ニノ」から当時の話を詳しく聞いて役作りに活かそうとしていた重曹ちゃんですが、最終的に怯えてましたからね…。元アイドルの闇が深いよぉ…。
それにしても、なんだかんだ幸せそうな「たかみー」といろいろ拗らせた「ニノ」の描かれ方の差がすごい。なかなか残酷な対比だなと思いました。
「アイ」と「ニノ」の関係性
重曹ちゃんとの会話の中で「ニノ」がこぼしていましたが、やはり「ニノ」はアイに対して良い感情を持っていなかったみたいですね。「誰もアイのライバルにはなれなかった」とも言っていましたし、アイの存在はあまりにも強すぎたみたいです。
「ハッキリ言って嫌いだった」とか、それをアイ本人にも言ったことがあるとか、当時の関係性は相当ヤバかったみたいですね…。
それにしても、「ニノ」の発言にはどっかで聞いたことがあるセリフが含まれてましたね。ここであのセリフを持ってくるとは、作者様もニクイことをしますねぇ。
「ニノ」の発言と様子からして、”あの小説”はおそらく「ニノ」視点で書かれたものなんだろうと感じました。今回のお話を読んで「ニノ」の雰囲気を感じてから小説を読み返すとまた面白いかもしれませんね。
「ニノ」の拗らせがひどい
「ニノ」はアイに対してよくない感情を抱きつつも、アイに酷い言葉を言ってしまったことは後悔していました。
そんな「ニノ」と重曹ちゃんの会話を聞いていたルビーは、「ニノ」の気持ちを和らげようと“アイの演技をしながら「ニノ」に慰めの言葉をかけた”わけですが…そこから「ニノ」の様子が急変しました。
急に笑いだしたかと思うと「本物のアイはそんなこと言わない」とか言い出し、他にもアイに対する幻想をバリバリに効かせたセリフを残して去っていきました。
その様子を真横で見ていた重曹ちゃんはもうビビりまくり。確かにあれを間近で見ていたら結構怖いかも…。
しかも最後のページよ。「ニノ」さん、まさかの「カミキヒカル」と繋がってました…。
嘘やんこの女マジかよ…。話しぶりからして、もしかしてカミキヒカルがアイを殺した(殺すように仕向けた)ことも知ってるんとちゃうかなぁ…。それを知っててカミキヒカルとつるんでたらだいぶヤバいで「ニノ」さん…。
今回のお話で、アイを亡き者にした黒幕と元「B小町」のメンバーが繋がっているという信じがたい情報が明らかになりました。これからもアイに関わる人物が登場するかと思いますが、誰が黒幕と繋がっているかわからないというのはめちゃめちゃ怖いですね…。
なんだか混沌としてきてちょっと怖いんですが、これはこれで面白くなってきましたねぇ…。
感想/まとめ
元「B小町」メンバーの「ニノ」と「たかみー」が登場し、「ニノ」の情緒が迷子になっていたお話でした。
いやー、「ニノ」はヤバそうですね…。いろいろと拗らせてとんでもねぇことになってる気がする。それに、カミキヒカルとも繋がっているとなるといよいよヤバい…。とんでもねぇキャラクターが【推しの子】に投下されたもんです。
この「ニノ」を重曹ちゃんは演じなければならないのか…めちゃめちゃしんどそうですが、今こそ天才子役の腕の見せ所。重曹ちゃんにはこの危うさを上手く表現してもらいたいですね。
それから、「ニノ」に「偽物」と言われたことでルビーにも何かしらの変化が起こりそうですね。
「ニノ」の変化に怯える重曹ちゃんの横でルビーは何か真剣な表情をしていましたし、次回予告もルビーが頑張りそうな感じでした。
今でも十分そっくりなんですが、これではまだまだ足りない様子。ルビーがどこまでアイを理解した演技ができるようになるのか、ルビーの成長ぶりが楽しみです。
それではまた次回!
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コメント
ルビーの「初期メン組は正直あんまし…メイメイとキュンパンだったら爆上がりだった」が面白かった。んで最後のあれはなんだ?ニノのやつカミキヒカルと繋がっていたのか?次号:ルビーは本物を目指し?!何とも言えぬ不穏な空気…
さて今週は木曜日が祝日のために水曜日の更新でした。次回は休載ではないので11/30の更新となります
TGLLC#★!さん、ありがとうございます!
ルビーの反応正直すぎて面白かったですよね笑
ニノは何とも不穏な空気を残していきましたね…。今後もなにかしら絡んでくるのか、動向が気になるところです。
疫病神の悪手の意味…ここまで読んで
アクアは15年の嘘のヒットを望んでいる。つまりはルビーが本物のアイを目指すこと、それによりアクアの復讐劇は成功する。だけど今回の最後にニノとカミキの電話シーン「アイを超える存在何て娘だとしても許せないですよね」と言っている。つまり今後ルビーが本物のアイになりきってしまった以上彼の標的がルビーになってしまう可能性もある。前世でさりなちゃん失って、現世でアイを失って今度はルビーを失う…もう少し周りに気を配っていった方がいいと思うんだよね。疫病神のこと嫌うのはいいけどかなり重要なこと言っていることをお忘れなく…
ルビー…自分の正体(吾郎)について話した。よし彼女が自分と同じ道に進むことはない
あかね…犯人も特定してもらった。関係も切った。これで彼女を巻き込むことはない
かな…今更自分が側にいる必要性もない
そういうことじゃないんだよ。もうアクアはまた同じことを繰り返しそう。
TGLLC#★!さん、ありがとうございます!
アクアがもう少し周りを見た方がいいのは本当にそうですね。
アクアが思っている以上に周囲の女の子たちはアクアに協力的なので、アクアが彼女らのことを気にかけてあげないと思わぬところでまた大事な人を失いそうでちょっと怖いんですよね…。
重曹ちゃんなんて一時めちゃめちゃ曇ってたし…。全体がなるべく良い形で着地するようにアクアにはうまく立ち回ってほしいところです。