※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
【推しの子】第38話「箱推し」が更新されました!
ついにやって参りましたB小町のファーストステージ本番!!
様々な苦労や葛藤を経て到達した最初のステージ。
いや、素晴らしかった!
まさに神回にふさわしいお話でした。
ルビーやMEMちょは可愛いし、なにより重曹ちゃんがもう…色んな意味で泣けてくる…。
これはB小町を「箱推し」したくなりますわ!
流石、先週メンゴ先生も自分でハードル上げてただけあります。
今回のお話はマジで買った方がいい。マジで。
さて、詳しい内容は感想で書いていきましょう!
【推しの子】 第38話 登場人物
- 星野瑠美衣(ほしのるびぃ)
以下、ルビー
アイの子供で双子の妹。さりなの生まれ変わり。
最近凄く主人公してる。
常に楽しそうで、アイドルになるために生まれてきたような輝きを放っている。
サイリウムのカラーは「赤」(アイと同じ色)。
- 有馬かな(ありまかな)
以下、有馬
別名:重曹ちゃん(重曹を舐める天才子役)
苺プロ所属の女優でありアイドルの「10秒で泣ける(元)天才子役」。
本番直前までプレッシャーに潰されそうだったが、ルビーのおかげで吹っ切れた。
ファーストステージではB小町のセンターを務める。
サイリウムのカラーは「白」。 - MEMちょ
以下、メム
公称18歳。実年齢は25歳。
20代半ばにして10代の動きについていける体力の持ち主。
元々知名度があるため、初ライブでの集客の要となる。
サイリウムのカラーは「黄色」。 - 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)
以下、アクア
アイの子供で双子の兄。ゴローの生まれ変わり。
ドルオタここに極まれり。
—————————————————————————- - 星野 アイ(ほしのあい)
以下、アイ
アイドルグループ「B小町」の元センターであり、双子の母親。
20歳の誕生日とドーム公演当日、ストーカーに襲われ亡くなる。 - ゴロー
産婦人科医師。病院に入院したアイの担当医師。
アイの出産日当日に何者かに襲われ命を落とし、気が付くとアクアに生まれ変わっていた。 - さりな
ゴローの勤める病院に入院していた患者。ゴローとは仲が良かった。
アイの大ファンであり、ゴローがアイのファンになるきっかけとなった人物。
享年12歳。
【推しの子】第38話「箱推し」
多くのアイドルが出演するアイドルの祭典、ジャパンアイドルフェス(JIF)。
新生B小町は10個あるステージのうちの1つ「スターステージ」にて、初公演の舞台に立ちます。
新生B小町のステージが始まる直前、会場には昔のB小町の古参ファンも来ていました。
む!?この頭にタオルを巻いたおっちゃんは!
第4話で冒頭インタビューに答えていたあのおっちゃんではないかッ!
まさかここで登場するとは。
最初はあまり興味がなさそうなおっちゃんでしたが、連れの男性から「B小町」の名前が出ると興味が湧いたようで、新生B小町のステージを見ていくことになりました。
この時、おっちゃんは連れの男性から「店長」と呼ばれていたので、これからは私も古参オタさんを「店長」と呼ぶことにしましょう。
イントロが流れ、遂に始まる新生B小町のファーストステージ。
直前まで緊張していた重曹ちゃんですが、流石はプロの芸能人。
一度ステージに上がれば特に緊張などはせず、むしろ冷静になりました。
冷静になった重曹ちゃんは歌いながら会場を見渡します。
インフルエンサーのメムさんのおかげか、会場の集客は悪くありません。
ですが、ステージの手前側はメムさん目当ての客が殆どでサイリウムのカラーも黄色ばかり。
まあ、集客の柱が元々知名度のあるメムさんなので、当然と言えば当然ですが。
重曹ちゃんは心の中で、「やっぱりMEMちょがセンターの方が客は喜んだだろうな」と思いました。
さて、ここで新生B小町のパフォーマンスを見ていた店長に、連れの男性が「(B小町の古参オタとしては)どっすか?」と尋ねます。
店長は「こんなん『B小町』じゃねーよ」と厳しい評価。
「B小町」という同じグループ名を名乗っている以上、どうしても昔のアイが居た頃のB小町と比べられてしまいます。
B小町の古参オタとなると伝説的アイドルの「アイ」を知っているわけですから、昔と比べて新生B小町が見劣りしてしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
店長は続けて苦言を呈しようとしましたが、その時ふと、ルビーが視界に入ります。
その時のルビーはステージ上で笑顔が無くなりかけている重曹ちゃんを気にかけていたようで、重曹ちゃんに近付くと眩しいほどの笑顔を見せていました。
その様子を見ていた店長。
ルビーの姿がかつてのアイと重なり、遂に覚醒。
凄い勢いでサイリウムを振り始めました。
4話の冒頭インタビューで店長がルビーのうちわを持っている理由がわかりました。
店長はここでルビーにハートを射止められたんですね。
でも、わかる。凄くわかる。
ルビーのあの笑顔には、重曹ちゃん推しの私も思わずドキッとしてしまいました。
あの笑顔はいつまでも見ていられるわー。
部屋に飾ってもいいレベルだわー。
さて、ルビーから笑顔を向けられた重曹ちゃんは、心の中で「ああ、この子は眩しいな」「こういう子が上っていくんだろうな」と思いました。
サイリウムの「黄色」の多さから人気が窺える「MEMちょ」に、眩しいほど輝いている「ルビー」。
そんな2人を見て、重曹ちゃんは「羨ましい」と、率直にそう思いました。
自分の目の前で輝く2人に比べて、自分を見てくれる人は誰もいない。
母親もマネージャーも自分のことはほったらかしで、ファンでさえ見ているのは子役時代の面影だけ。
重曹ちゃんは「”今の”自分を見てほしい」と、この十数年間ずっと叫び続けてきたのでした。
きっと、この時は会場を見渡してもサイリウムの色は赤や黄色ばかりで、重曹ちゃんからすれば会場の誰も自分の事を見ていないと、そう思ったのかもしれません。
「誰か」、「誰か」
「私はここにいて良いって言って」
重曹ちゃんの心は、もう限界でした。
このまま押しつぶされてしまうのか。
しかしその時、“白色のサイリウム”が重曹ちゃんの視界に写ります。
白色の輝きを放つサイリウムを高々と掲げたのは、そう、アクアでした。
胸に「B小町」と書かれたTシャツを着て、右手に白色、左手に赤色と黄色のサイリウムを手にしたイケメンは、スました顔のまま切れのあるオタ芸を披露し始めました。
そんなアクアを見た重曹ちゃんは、思わず吹き出しそうになってしまいます。
ご丁寧に3色のサイリウムを振って“箱推し気取り”のアクアにムカついた重曹ちゃんは、ここであることを決意します。
それは、重曹ちゃんがアイドルをやっている間にアクアを重曹ちゃん大好きにさせて、アクアのサイリウムを真っ白に染め上げることでした。
「アンタの推しの子になってやる」
そう心の中で誓いながらアクアの方を指さす重曹ちゃんに、アクアは暫しの間見とれていたのでした。
その後のパフォーマンスでは重曹ちゃんも調子を取り戻し、会場の熱気もどんどん上がっていきました。
ライブを見ていた店長の連れは、「あの子もなんか良くないですか?」と重曹ちゃんに視線を定めながら店長に話しかけました。
B小町の3人は他のグループならエース級の容姿を持っており、さらにセンター(重曹ちゃん)はオタ受けど真ん中で歌も上手い。
そう分析した店長は、「人気出るかもなぁ」と呟いたのでした。
感想/まとめ
すばらッ!素晴らしいッ!!
私もサイリウム振りたーい!!
勿論白色で!!
漫画越しでも熱気が伝わってくるようで、まるで本当にライブ会場にいるような感覚でした。
それほどまでにキャラの表情や会場の描写が素晴らしいのは勿論、演出がにくい!
にくいねぇ!流石アカ先生だねぇ!!
一度沈んでからアクアのおかげで再起してタイトル回収宣言とか盛り上がるにきまっとるやろがボケェ!!(早口)
漫画だから音なくてわからないけど、重曹ちゃんがアクアを指さして「アンタの推しの子になってやる」宣言したシーン、ポーズからしてたぶん曲のサビやろ!
「ア・ナ・タのアイドル♪サインはB♡」のとこやろ!!
こんなん、こんなん、発狂してまうやろーーーー!!!!
アカ先生とメンゴ先生のタッグ、おそろしあですわほんま。
今回のお話はマジで買って読んだ方がいい。
こんな画像なしで概要しか語らないブログじゃなくて、絶対にイラスト付きで楽しむべき。
これはアニメ化が楽しみですねぇ!!
ふぅ。
それにしても、重曹ちゃんが落ち込んでいる時に希望の光となるのは、やはりアクアですね。
つい周りと比較して、自分が惨めに思えて落ち込んでしまった時。
そんな時に自分を肯定して応援してくれるなんて、こんなん男でも惚れちまいますわ。
特に重曹ちゃんは子役時代の栄光にばかり目を向けられていて、子役終了後も必死で努力してきた”今の自分”を見てもらえてなかったわけですから、アクアに見てもらえたのはなおさら嬉しかったでしょうね。
こういうのを求めてたんすよ、こういうのを。
ていうか、こんなに重曹ちゃんのこと掘り下げちゃって「推しの子」発言までさせて、重曹ちゃんもう主人公じゃん。
少なくともメインヒロインはもう間違いないですね。
アクアの「推しの子」になると決めた重曹ちゃんが、今後どのような行動を取ってくれるのか非常に、非常に楽しみですね!
さて、ルビーとメムさんの人気は勿論、重曹ちゃんも無事再起して大盛り上がりとなったファーストステージ。
いつの日か、アイの叶えられなかった”ドーム公演”まで到達してほしいですね。
しかし、次回予告には「アイドルの光と陰」との文言が…。
無事に初公演を終えたB小町ですが、何やらいささか不穏な気配が漂っています。
ですが、芸能界の光を描くと同時に、陰の部分にもスポットライトを当てるのが【推しの子】の良いところ。
期待と不安が入り混じって、次のお話が余計に待ち遠しいです!
それではまた次回!
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