※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第76話「MV」が更新されました!
前回はアクアとあかねちゃんで高千穂の街を散策。アクアの前世である「雨宮吾郎」と関わりの深い場所を回り、最後に謎の少女が現れてなんや作風変わったんか?って感じでしたが、まあそれは一旦置いといて、今回は新生「B小町」のMV撮影回!!
やったぜ来たぜアイドル回!!やっぱり美少女が見たいんですよ。はい。
今回はアイドル成分たっぷりでとても良き。よきよきよき。とりあえず重曹ちゃんの破壊力が尋常ではない。
それでは感想を書いていきましょう!
【推しの子】第76話「MV」
MV撮影
アクアとあかねちゃんが街を散策していた頃、「B小町」の面々はMV撮影に勤しんでいました。ルビーはサンドイッチを食べるところまで撮られて少し恥ずかしそうです(かわいい)。
メムさん曰く、「MVはコンセプトとざっくりとした流れだけ決めてどんなものを撮るかはその場の判断になる事も多い」とのこと。「いかに被写体の可愛さを引き出すか、グラビアカメラマン的な才覚が求められる」らしいです。
なるほど。出演するアイドル側は勿論のこと、カメラマンも被写体のことを考えながら撮影をしないといけないんですね。これは大変なお仕事です。
しかし、その点映像Dのアネモネさんはかなりセンスが良いのでしょう。重曹ちゃんの可愛さを見事に引き出してくれました。
カメラを”大好きな人”だと思って振り返った時の重曹ちゃんの表情たるや凄まじい破壊力でした。さらに、重曹ちゃんの良い表情を見て好きな人が居ると確信するアネモネさん。どんな人が好きなのー?と追い打ちをかけて、照れる重曹ちゃんまで引き出してくれたのは何と言うかもう、ごっつぁんです!
そして【推しの子】の裏話タイム。アイドルのMVは”踊りパート”と”ドラマパート”に分けて撮ることが多いそうです。思い返してみれば、MVって何か食べてたり散歩してたりするシーンと歌って踊ってるシーンとが組み合わさっていることが多いですよね。
また、MV撮影には監督やカメラマン、照明や美術など様々な人が関わっており、人数は10とか20にもなるそうです。そして、金額の方は全体でなんと500万円以上にもなるとのこと!ひょえ~~!凄い大金だ!!
いつも我々の目を楽しませてくれる様々な映像作品の数々も、裏ではこうした大金やたくさんの方々のおかげで成り立っているのですね。演者の方は勿論、大金を用意してくれる企業さんにも、撮影に尽力してくれるスタッフの方々にも感謝感謝です。
ちなみに、地下アイドルの撮影とかだと50万円くらいで請け負ってくれる場合もあるとのこと。果たして今回の撮影はどっちなんでしょうね…。
とにもかくにも順調に進むMV撮影。日が暮れる頃にアクア達が合流した時にはルビーと重曹ちゃんのドラマパートはあらかた撮り終わり、踊りパートの撮影に移るところでした。
未成年者は深夜22時以降の労働が禁止されていますから、ルビーや重曹ちゃんの個人パートは早めに撮ってしまった方が都合が良いみたいですね。ちなみに、ちっとも未成年ではないメムさんの個人パートはド深夜に撮影ができるので後回しです。
メムさん…頑張って…!
素直じゃない二人
丁度”踊りパート”の撮影に入る頃に「B小町」と合流したアクアとあかねちゃん。タイミングが良かったのか、撮影用の衣装に着替えた重曹ちゃんが二人の前に現れました。
大きなリボンがついた、いかにもアイドルといった可愛らしい衣装を着て出てきた重曹ちゃん。しかし、その姿をみたあかねちゃんは重曹ちゃんに向かって「全然ダメ」とダメ出し。舞台編を経て少しは打ち解けたかと思っていたのにまだ険悪なのか…と思いきや、あかねちゃんは衣装のリボンやらベルトやらを整え始めました。どうやら衣装がやや乱れていたのが気に入らなかっただけみたいです。
そして一通りの手直しが完了し、衣装の整った重曹ちゃんを見るあかねちゃん。口では「及第点」と評しながらも、心の中では「かなちゃん!かなちゃん!」と絶賛の嵐。もっと素直に褒めてあげた方が重曹ちゃんも喜ぶと思うんですけどねぇ。でもこういう関係性もまた良きでございます。
それから、隣に居たアクアにも意見を求める重曹ちゃん。その上目づかいは反則でござるよ…。しかしアクアの評価は「及第点はある」とのこと。スカしてあかねちゃんのマネしよってからに…絶対見惚れてたクセに!そこは素直に褒めてあげてよお兄さんっ!!
ホント、二人とも素直に「重曹ちゃん可愛い!」と褒めてあげればいいのになぁ!
重曹ちゃんは”アイドル”
踊りパートの撮影に入る「B小町」。歌って踊る重曹ちゃんは本当に輝いていました。
撮影を見学していたあかねちゃん曰く、今の重曹ちゃんは「私を見て」とずっと叫んでいるとのこと。変に身を引かず堂々と演じるようになったからこそ本来のポテンシャルを引き出せるようになった。これは舞台編で一皮むけたことによる成果。舞台編はとても良い仕事をしてくれました。
そんな重曹ちゃんは、かつて重度のドルオタだったアクアの目から見ても「売れる」と断言できるほどの輝きを放っていました。前にルビーも「コッテリしたオタクの人気を得られる」と言っていましたし、加えてアクアが言うならもう間違いないですねこれは。
重曹ちゃんはアイドルとして「売れる」と断言するアクア。そんなアクアに、あかねちゃんは「前みたいなデートはもう駄目だよ」と注意を促しました。あかねちゃんは重曹ちゃんからキャリーケースを買いに行った時の話を聞かされていたのですが、そのデートの内容はそれなりに人目に付くものでした。
これから注目されるアイドルに男の影がチラつくのはマズイ。SNSの発達した今の時代では、どこから情報が洩れて炎上騒ぎになるかわかりません。
あかねりゃんから「アイドルは一度の炎上が致命傷」という言葉が出たのも、一度炎上で酷い目に遭ったあかねちゃんだからこそ、余計に重曹ちゃんを心配しているのでしょうね。
あかねちゃんから注意を受けたアクア。重曹ちゃんを”アイドル”と意識するほどに、炎上騒ぎやアイの事件がアクアの頭をよぎります。アイドルとして活動を始めたルビーたちを応援したい気持ちはあるのでしょうけれど、アイの事件があったことから、どうしてもアクアは心配になってしまうのでしょうね。
筆者としては、新生「B小町」が成功しつつ、アクアの心配が杞憂に終わることを心から願うばかりです。
感想/まとめ
新生「B小町」のMV撮影が順調に進んだお話でした。
やっぱり【推しの子】のアイドル成分はうめぇな~~!!元気と活力を美味しくいただきました。ちょっとしたコメディも含まれているから健康にも良い。まさに健康食。ごちそうさまです。
特に重曹ちゃんは特別に可愛く描かれていますね。振り返りカメラ目線の破壊力は抜群。これは重傷者大量発生で救急車案件ですわ。アクアにはあんな顔して振り返るんだろうなぁ…ええなぁ。
それから、いつものように業界の裏話をしてくれるところも【推しの子】のありがたい点ですね。
にしても、アクアはやっぱりアイの事件が頭をよぎってしまうんですね。まあ当事者からすれば意識するなと言う方が無理な話だと思いますが、アクアは少しかわいそうな立場に居るなと感じました。
新生「B小町」を心から応援したい気持ちはあるのでしょうけれど、アイドルとしての成功を意識すればするほどアイの事件も思い出してしまう。最初の頃はあれだけルビーをアイドルから遠ざけようとしていたわけですから、やっぱりどうしても心配になってしまうのでしょうね。
推しが居るのに全力で応援できないというのは辛いもの。願わくば、アクアがかつての五郎のように心から推しを応援できるようになってほしいなと思います。
さて、今回はアイドル成分大量補給で満足度の高いお話でした。次回予告を見るに、次回はルビーも過去に迫る展開になりそうです。コメディとシリアスで交互に殴りかかってきやがる…。どんなお話になるか楽しみですね。
それではまた次回!
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